平凡日誌

Webショップ「平凡」店主の日々の記録です。

発熱

21日になんか体に違和感があって、22日発熱と共にうなされる。体温計がなかったので23日買ってきて計ると38度。その後38.5度を維持し続け、これはもしや体温計が壊れてるんじゃないか?と疑い始めた25日午後、やっと37度台を記録。熱が下がってきたことより体温計が壊れてたわけじゃなかったことに安心しつつ、翌26日にはついに36度5分の体温へと着地。

食欲が全くなくなることへの不思議と、発熱の頭痛中ずっと私の頭の中に、山積みの商品を1個1個箱にきれいに素早く梱包してパレットに積んで、ひと山出荷して一段落、みたいなイメージが延々わいていたことへの謎。

今朝は、実家の玄関に白い蛇が十匹三角に並んで黄色やピンクにピカピカ光る夢をみて目が覚める。しかし、年末ジャンボはもう終わっていた。

発熱中は、スマホそのものを見るだけで頭痛が激しくなって辛いので何もできなかった。そしたら、3日で充電は半分も減ってなかった。きっと、体の回復にスマホは毒なんだと思う。

回復したけど、動きがおばあちゃん以上にゆっくりしかできなくて、ゆっくりゆっくりやっているんだけど、ゆっくりやっていたら、自分の子供の頃はこんなテンポでなんでもやっていたような気がする、ということを思い出した。目の前の世界が謎に満ちすぎていて、それは例えば畳の目のひとつひとつや靴下を履く時の自分の足に対してや、それをしている時の背景のひとつひとつというようなとても細かいことそれら全てを私は何も知らなくて、それを感じることが私はしたいんだ、というような。早くしなさいとか、他にもっとやることや素晴らしいことがあると言われ続けてきたけれど、結局一番大切だったのは、今のこの世界を充分に感じて味わえているのか、ということなんだと思う。誰もそんなこと教えてくれなかったぜ。どこかにお菓子で出来た家があって、そこに行けば一生遊んで暮らせるなんてそんなお伽噺を今でも大人の方が真面目に信じているんだからね。

今、畳の目に太陽の光があたっている不思議と美しさ。そりゃ、そんなことに気を取られていたらあっという間に皆に置いていかれるんだろうけど、今の私にはそれが本当の宝物だと思う。