平凡日誌

Webショップ「平凡」店主の日々の記録です。

曇り

仕事帰りにカワチ薬局による。パン売場をうろうろしていると、畑仕事のような、現場作業員のような、作業着を来たおじいちゃん2人が来た。1人がかごを持ち、1人は売場を案内しているような感じ。かごを持ったおじいちゃんは、パンが並ぶ棚を見て「こりゃ安いわ!いっぱいあるねぇ、安いわ!」と、初めて買い物に来たみたいに純粋に驚いていて、案内のおじいちゃんは「あっちの棚の方が安いよ。俺は水で溶かすお茶も買ってるよ」と、あれこれ説明して世話を焼いている。

それを見ている私は、なんだかとても幸せな気持ちになる。子供の初めてのおつかいみたいに見るもの全てに驚くおじいちゃんと、何も知らないそのおじいちゃんを守るように嬉しそうに教えるおじいちゃん。

あんな驚きを持って世界を観れたら。あんな優しさで誰かと向き合えたら。かわいいなぁ。いい関係だなぁ。おじいちゃん天使に2人も出会った私は、とても幸せ者だ。