平凡日誌

Webショップ「平凡」店主の日々の記録です。

この寒さは、冬

先日、大好きな友人と、尊敬する先輩の営む珈琲屋へ行き、お喋りに花を咲かせた。

その中で、店を簡単にやれる人とやれない人、みたいな話になった。

私はやれない人で、簡単にできることはすごいと思うけど、なかなか踏み出せない人を応援したいと思う。

で、なんで簡単にやれる人に対してモヤるんだろうと深掘りしてみた。結果。(自分が簡単にできないからの嫉妬、というのは重々承知の上での話)

簡単にやれること、ではなくて、やる人の心構えみたいなものが大事だと思ってるんだなぁと思った。

私が知る簡単にできる人の大半が、何か既存の流行りや空気感に自分を寄せて、既存の誰が作ったのかも分からないフォーマットに合わせてその中でやっている。

既に格好いいと言われる物。形。事。雰囲気。その型をなぞってはみ出さず、ボロを見せず、素敵と言われること。あなた、本当に根っからそんな人なの??みたいな。超、面白くねぇ。

もやもやしてるのは、簡単にやれるかどうかじゃなくてその部分だった。

自分の中に沈殿してきた、何にも似ていない、その人だけの地層を見たい。その中に隠された綺麗な化石を見たい。土偶とか出てきちゃったりしたら、凄く楽しい。

こんなこと考えてるから、なかなか踏み出せない人の一人になってるんだけど、そういう人や事の方に興味があるんだなぁと改めて思った。

いい悪いじゃなくて、自分が何を面白いと思うかどうかだけど。

誰も見向きもしないような物の中の宝物を見つけるのが面白い。やっぱり、発掘作業向いてるんだろうと思った。

しかし、その地層が積もりすぎて自分まで埋まる前に、重い尻を上げたいとは思っている。