平凡日誌

Webショップ「平凡」店主の日々の記録です。

暑いは暑い

どこかに雇われるということが嫌すぎて、最近は派遣で色々な所に行っていて(まぁそれも雇われのひとつではあるけれど)、先月からは、ある派遣先をメインにしている。

同人誌をビニル袋で梱包し、バーコードシールを貼り、箱に詰めるという作業。中身はともかく、そういう作業が意味もなく好きだし、派遣だし、とにかく気楽。
そもそも本が好きだから、中身はどうであれ、本を触れることが嬉しい。

そんな中、先日、同じ派遣の主婦の方々が、とある同人誌を手にこんなことを言っていた。

「このクオリティでお金取るって、すごいよね」
「私にだって描けるわ、ってレベル(笑)」

…私はそれを聞いて、ひそかにはらわたが煮えた。
言うのは自由だけど、お前ら、実際描いて出せるのか?自分で何かを作り上げて、値段つけて、人様の前に出すということを、やれるのか???

いやしかし、彼女らに悪気はない。そもそもの生き方考え方が違う。そして、彼女らは子供を産み育てるという、一生をかけた創造をしているではないか。

だが。

私にだって出来る、と口で言うことと、自分で作ったものを人前に出す、ということ。その二つの大きな違い。

お前ら、同じ土俵に立ってるようなこと言ってるなよ!偉そうなことは、てめぇで何かやることやってから言いやがれ!

…そんなこと、口には出せないけれど、大事なことに改めて気付いた。
口だけ動かすことほど、みっともないことはない。私はやはり、見る阿呆より、踊る阿呆になろう。そう誓った日なのであった。