思い返せば、私が世界に心を閉ざしたのは幼稚園の年中さん。自分の中を守るために必死だったのが、いつの間にか守ることだけに固執して、守っている物がなんなのかをすっかり忘れていた。
しかし、40になり平凡を始めて、自分を偽らず嘘をつかず、面白いもの心地いいことを注意深く観ていたら、なんか思い出してきた。
いかんせん、見た目が真面目そうというか大人しそうというかふざけてなさそうなので、そういう風に思われがちだし、周囲のイメージからずれて大切な場所を他人に知られないようにそっちに寄せてたのもある。
しかし、やっと思い出してきた。私の中身、変なものだらけだっ!!
多分、鼻の良い人は私のそんな所とっくに気付いているんだろうけども。
少しヒビが入ったら、止めどなく流れ出してくる変なものの感覚。変なことしか閃かない。でも平凡があるからそれを自由に形に出来るありがたさ。(商品を出してくれてるPEOPLEさんに大感謝)
ついでに、小さい頃めちゃくちゃ大好きだった番組があるのでここに貼る。観てた人いるだろうか。特に、頑張って作ってる柱をボリボリ食べる所と、ブヨブヨした巨人が出てくる場面が好き。
これと水木しげるの妖怪大図鑑がバイブルだった幼稚園児なんか変の塊でしかないのに、何故に忘れていたんだろう。
どんどん変な閃きを少しずつ形にしていくのだ!濁らせずに!他人の目なんか気にせずに!誰かに悪いとか、傷付けるかなとか、得かな損かなとか、一ミリでもそういう思考が入るとあっという間に濁る心の水面。
濁りなく両手で大切にすくいとり、呼吸をさせることでしか自分が輝く方法はないのだ。形でも、言葉でも。皆そういうものを持っているし、そういう輝きを私は見たいのだ。