平凡日誌

Webショップ「平凡」店主の日々の記録です。

毎日晴天なり

今年の誕生日当日は、気持ちいいぐらいの悪天候だった!昔は毎年奈良に一人旅をして、弥勒菩薩さんと飛鳥の大仏さんにご挨拶をしに行ってたんだけど、今年は色々タイミングが重なり東京へ。

誰かに会った!とかこんな所に行った!とかこんなプレゼントもらった!なんてことは全くなかったんだけど、本当に沢山のいい空気を味わことができて、今までで一番心が満たされた誕生日旅だった。

家に帰り、近所の蕎麦屋で夕食。読む本がなくなって東京駅の丸善で買った岡本綺堂さんの文庫本を広げる。まずは、杉浦日向子さんのあとがき「うつくしく、やさしく、おろかなり」を読み始める。あぁ、綺堂さんの本のなかに杉浦さんがいるなんて、なんて幸せだ~と思いながら言葉を吸い込む。

と、唐突に岡本綺堂さんの生年月日が記述されていたのだが、まさかの、同じ誕生日!きゃーーー!!!鳥肌。そして、私の岡本綺堂さんが心地よいわけが分かった。ということは、半七も同じ誕生日とも言えるな。少なくとも天秤座だろう。うーむ、納得。

誕生日旅のラストは、こんな大きな神様からのプレゼント。杉浦さんの言葉で知るなんて、もう感無量だ。ますます自分の誕生日が好きになった。

今までは、同じ誕生日の人は?っていう質問に「うーん、蜷川幸雄とか。山川豊とか。」って感じで答えてたんだけど、これからは岡本綺堂と言えることがとても嬉しい。