平凡日誌

Webショップ「平凡」店主の日々の記録です。

朝が寒い

最近の、私の好きな風景。

〈スーパーの休憩所コーナー〉

お昼時に行くと、近所の爺さん婆さん達が集まって備え付けの100円コーヒーと買いたてのお総菜をテーブルに広げて、楽しそうに話をしている。1人で菓子パン&コーラランチをしている兄ちゃんもいる。

〈平日午前中のイオンのスタバ〉

爺さん友達が数グループ、もうコーヒーなんてとっくの昔に飲み終わっている様子で、何かを楽しそうに話している。たまに無言の時間をはさみながら、ずっとお喋りしている。

〈早朝の公園〉

屋根がある休憩場に数人の老人がいる。将棋をさしてるのか、何をしているのか、楽しそうに話をしている。ラジオを爆音でかけてる人もいる。なんか自由。

きっと、昔のように、年寄りが話できるような空間がなくなっているんだろう。畑とか、縁側とか、個人商店とか。ナポリタンが出てくるような喫茶店も、若者に席を取られて行けなくなったか、店主が年を取って閉店したか。

でも、年寄りが集う所って、なんの意味もない丁度いい場所な気がする。何者でなくてもいい場所というか。

商売をすることと、お洒落であることがイコールになってしまったのは、いつからなんだろう。そもそも、お洒落とはなんだ?センスがあることか?しかし、センスがあることとお洒落なことはイコールか?

しかし、きっと時代を変えても、年寄りは何処かに居場所を見つけて集うのだろう。年を取った私に、ここは居心地がいいのだろうか。そんな目線で空間を見ていることがある。

楽しそうな年寄り達を、まだ年寄りではない私は、仲間に入れずに遠くから見ているしかないことが少し寂しくもあり、愉快である。