平凡日誌

Webショップ「平凡」店主の日々の記録です。

曇り

ここ数日山梨に行ってきた。

甲府の駅近くの喫茶店にモーニングに行き、席の傍らにあった松尾芭蕉全句集を読んだらとてもよかった。

影響されて、平凡のトップページに芭蕉の秋の句を載せてみた。全く意図はせず、秋の句ということで選んだんだけど(稲妻が季語)、読めば読むほどこれは私がお店の名前を『平凡』とつけた心持ちと同じな気がする。

二十一歳から旅をしながら句を詠んだ芭蕉と、そうやって生きていくことができていた世の中と、その中で生まれたものが今も変わらずに人の心を動かしていること。芭蕉と私の物事の見方に似ている部分があること。

うまく言葉に出来ないけど、なんだか胸がじわじわする。