平凡日誌

Webショップ「平凡」店主の日々の記録です。

曇り

スーパーに行った帰り道、綺麗に手入れされた畑に、まるでガラケーの様に腰が折り畳まれたおばあちゃん(畑の主)と、こちらもガラケーの様なおばあちゃん(おそらく主の友)が、畑の隅で座ってぺちゃくちゃと身振り手振りを加えながらダベっている姿を見た。

なんか、それを見てたら、見た目ってやっぱりただの入れ物だなぁと思った。

いくつになっても、友と話すのは楽しいものだ。
そして、生きてる楽しみって、実はそれだけなのかもしれないとも思う。

見た目は、体が言うことをきかなくなった腰の曲がったおばあちゃん達だけれど、ダベる姿はそこら辺の中学生と一緒なのだ。

体は時間の経過と共に古くはなるが、中身は古くなることはない。そう思い込んでるだけだ。いつだって生まれた時と同じだ。

人間って、とても美しい。とても愛しい。他人がいるから生きていける、とても可愛らしい生き物なのだなぁ。