平凡日誌

Webショップ「平凡」店主の日々の記録です。

最後まで寒い日

友人と話をしてたら、また一つ昔のことを思い出した。

小学生の頃、ドッジボールが大嫌いだった。ボールに当たるのも嫌だし、誰かを当てようとするのも嫌だし、当てようと狙われることも本当に嫌だった。

嫌いすぎて、必死でボールに当たらないように取らないように逃げ回るうちに、最後まで残って皆の標的にされるという、毎回最悪のオチで終わる。残念なことに、運動神経だけはよかったのだ。
そして、いくら逃げ回ってラスト一人になったとて、ボールを持っても相手を本気で当てたくないから結果取られ当てられ、あ~あ、という空気に包まれる。決して誉められることはない。

最初から外野になる以外、当たらない取らないをやり抜くしかなく、どうしてもそうなる。

しかし途中で、要領のいい人達は、最初の方でわざと当たって外野に行き、だらだらしていることに気が付いた。最初の方が標的が多い分玉の威力も弱い。外野にいったら休憩してるようもんだ。

だからといって、そんなぬるいことしたくはない。たまたま当たったら仕方ないけど、結局当たらない取らないをやり続けた。真面目なんだか、天の邪鬼なんだか。あの頃からなんも変わってない。

でも、随分と年を重ねた今日、ついに分かった。そもそも、嫌なことに参加しなければ良いのだ!!
もう、強制されてはいないのだ、あの頃のドッジボールのように。

今まで、最後まで残っちゃったドッジボールみたいなこと沢山繰り返してきたけど、そもそもだった。そこ、私の居場所じゃなかった!!

やっと気付いた。あ~びっくりした。そして、すごく楽になった。自分が楽でいられる場所で、踊ればいいのだ。