今日の朝、窓の外を見たら白い霧が地表近くを漂っていて、空はうっすらと明るくなっており、全体的に黄色いような黄金色のような輝きを含む空気に覆われていた。
それは、いつかのインドの朝と同じ景色だった。
野良犬が寝そべり、牛がぶらつき、色とりどりのお母さん達が家の玄関の前に、白い線で曼荼羅みたいな模様を描いている。通りすがる鮮やかな人達と挨拶を交わす。
空気は冷たくて、でもこれから暑くなる気配も含んだ、薄霧の中の朝。
そういえば、たまたま居合わせた某俳優と屋台の朝御飯を食べて何かを語り合ったっけ。
あぁ、懐かしい。そして日本もアジアだ。夏のジャングルみたいな暑い日に感じることはあったけれど、寒い時期にもアジアはあった。
普段はうっかり忘れているけれど、私の中に詰め込まれた沢山の美しさたちよ。こんにちは。
